パーティクルカウンターの仕組みとメンテナンスについて

パーティクルカウンターとは

 

パーティクルカウンター(Particle Counter)は、微粒子測定器のことをいいます。空気中や液体中の不純物である粒子や埃などを計測するための計測器で、主に厳格な清浄状態がもとめられるクリーンルームで使用されます。
ちなみに、同じく不純物を計測する用途がある計測器として、粉じん計もあります。粉じん計は、工事現場や解体現場で使用されます。
パーティクルカウンターは、レーザー光を利用して空気中または液体に漂う微粒子を測定します。パーティクルカウンターの流路を通過する微粒子は、レーザー光を当てられると散乱光と呼ばれる光を発します。この散乱光は、微粒子だと弱くなり、サイズの大きい粒子では強くなります。粒子が発する散乱光を電気信号として読み取り、その数や強さを測定するのが、パーティクルカウンターの仕組みです。

 

 

パーティクルカウンターに必要なメンテナンスについて

 

正確な値を出し続けるために、パーティクルカウンターがどのようなメンテナンスを受けているかご存じでしょうか。
機器が正しい測定値を維持しているかどうかチェックすることを「校正」といいます。粒子計数器は、1年ごとに校正することが推奨されており、レンタルに使用されるパーティクルカウンターも、こうした校正を受けています。
また精密機器は、部品のチェックも欠かせません。パーティクルカウンターは、据え置きタイプとハンディタイプがあり、一般的にはハンディタイプの方が劣化が早いとされています。消耗しやすい部品とそうでない部品があるので、定期的に内部をチェックし、点検と調整をおこないます。
こうしたメンテナンスや校正を受けたパーティクルカウンターには、校正証明書が発行されます。校正証明書は、国際標準に準拠した校正がおこなわれたことを証明する証書で、
トレサビリティとも呼ばれています。証明書には、判定基準を満たしている旨が明記されるほか、校正に使用された粒子や、環境条件、実際に測定された数値など、さまざまな事項が記載されます。
この証明書が発行されているパーティクルカウンターは、推奨されている期間ごとに校正及びメンテナンスを受けた、基準に準拠している機器ということになります。

 

 

ISOとJIS

 

パーティクルカウンターを使う、あるいはメンテナンスする上で、ISOとJISという二つの基準があることを知っておく必要があります。
ISOは国際標準化機構の略称です。スイス民法の非営利法人で、ジュネーヴに本部が置かれています。ここで策定されたさまざまな国際規格が、全世界の規格統一を実現しています。製品の輸出入が容易になったり、全世界に工場を展開できるのは、こうした国際基準がしっかりと定められているおかげです。
パーティクルカウンターにもISOに準拠した数値があり、海外と関連する事業などはこの基準を遵守しているところがほとんどです。
JISは、日本工業規格の略称です。日本国内の工業における生産や流通、消費の利便性のために定められた製品規格のことです。国内向けの製品を扱う場合は、JISに準拠している必要があります。
ISOとJISにはさまざまな規格があるので、必要な時に必要な基準を、きちんと理解しておく必要があります。
ちなみに、パーティクルカウンターの校正は、ISO、 JISどちらも1年ごとの校正を推奨しています。

 

 

レンタル利用のメリット

 

パーティクルカウンターを利用したいと思った場合、ほかの多くの計測器や測定器と同様に新品購入、中古購入、レンタル利用という3つの選択肢があります。新品の購入は、メーカーのメンテナンスがすぐに受けられるといったメリットがある反面、購入に際しては高額の費用がかかってしまうのが難点です。
中古品を購入する場合、費用は新品の半額程度で済むこともありますが、以前の利用者が分からないので、度重なるメンテナンスや不具合の発生など、不測の事態が起こる可能性もあります。パーティクルカウンターのコンディションによっては、修理やメンテナンスで、新品と同じくらい、あるいはそれ以上のコストがかかってしまう恐れもあります。
その点、レンタルは、使いたい台数や期間に合わせて借りることが可能で、細かく見積もりをとれるため、無駄な費用をかけずに利用できます。利用したいパーティクルカウンターは型番から検索することも可能で、即日レンタルが可能なこともあります。何より、メンテナンスや修理の心配をしなくても良いので、必要になったその時に使えて、後の心配をしなくても良いのが最大のメリットといえます。

 

 

まとめ

 

粉じん計が、主に作業する人の健康を損ねないようにという配慮で使用されるのに対し、パーティクルカウンターは、精密部品や異物を目に見えない微粒子にいたるまで排除する必要があるクリーンルームで使用されます。清浄な状態を保つ必要があるクリーンルームで使用されるという特性上、パーティクルカウンターは万全な状態のものを購入したり、レンタルしたいもの。定期的なメンテナンスがおこなわれている機器なら、安心してレンタルできますね。

 

株式会社メジャーhttp://www.measuring.jp/

レンタル or 購入?騒音計をお得に使う方法を徹底分析

騒音計とは

 

騒音計(Sound level meter)は、周囲の音の大きさを測る測定器です。測った数値は騒音レベルといい、ホンまたはデシベルといった単位であらわされます。
「声がうるさい」、「工事をしている音がうるさい」というのは、一見すると個人個人が感じる主観的であいまいな感覚のように思えます。しかし騒音は、環境基本法のなかの7つの公害のうちの1つとして挙げられています。そのため、屋外作業や工事の際はきちんと数値化して把握することが大切です。
ちなみに、典型七公害と呼ばれる公害は、大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、騒音、振動、悪臭、地盤沈下です。
これら7つの公害は、大気汚染は粉じん計で、振動は振動計で、そして水質汚濁や土壌汚染は水質や地質をそれぞれ調査することによって、客観的に害を立証することができます。また、悪臭と地盤沈下にも、専門的な調査方法が確立されています。
騒音計は、うるさいと感じる思いを明確に数値化し、公害を防ぐための大切な計測器なのです。

 

騒音計の仕組み

 

それでは、騒音計の仕組みについて見てみましょう。騒音計は、音を拾うためのマイクロホン、その音を伝える周波数補正回路、数値化するためのはたらきをする増幅部、可変域衰器、実効値検波回路、騒音レベル校正という部分から成り立っています。
マイクロホンに拾われた音は、騒音計のこうした回路を通り、騒音レベルの値を出力指示部へ表示します。音がホンやデシベルという単位で数値化されると、漠然とした「音の大きさ」が明確になります。
騒音計を使用することによって、人によって感じ方の違う「うるさいと感じる値」が可視化され、音によるいさかいや近隣トラブルを防ぐことができます。

 

騒音計を使う時はぴったりの種類を選ぼう

 

騒音計には、普通騒音計と精密騒音計があります。普通騒音計は、工事の際に出る音や、屋外作業の騒音レベルをチェックしたい時に使います。精密騒音計と比較すると、安い価格で手に入ります。人の聴感特性に合った周波数重みづけが備わったモデルもあるので、騒音公害を防ぎたいという用途で探している人にもってこいです。
それに対して精密騒音計は、さまざまなマシーンの騒音チェックをしたい企業や、騒音研究をおこなっている教育期間などが使用する、より正確なものです。精密騒音計は、普通騒音計に対して非常に高価格で販売されています。
さらに、騒音計の代わりとなるスマートフォンのアプリも、いくつかリリースされています。無料のアプリも多いので、家庭で出る騒音をチェックしたい時など気軽に使えます。数値が正しいかどうか不安という場合は、複数のアプリをインストールして、それぞれの値を比べてみるというのもおすすめです。有料アプリも、その多くが500円以下でインストールできるものばかりなので、気軽に試すことができます。

 

 

 

レンタルのメリットとデメリット

 

騒音計レンタルのメリットは、短期間でも気軽に使えることと、価格の安さです。普通騒音計、精密騒音計ともにレンタルが可能です。騒音計の種類だけでなく、期間とレンタルしたい騒音計の数によって価格は変動するので、事前に見積もりを依頼して、購入した場合の金額と比べると、よりお得に騒音計を使用できるでしょう。
見積もりの手間と、使用期間を延長したい場合にもう一度レンタルし直さなければならないというのが、デメリットです。

 

中古購入のメリットとデメリット

 

中古購入のメリットは、使用したい期間や台数が決まっていない状態でも、安価な騒音計を手に入れられることです。見積もりを取る時間も惜しい、とにかく安く早く騒音計を手に入れたい、という人にむいています。レンタルでの導入は、期間が決まっており、工期や使用期間が延長したら、そのつど契約をしなおしたり、見直さなければなりません。場合によっては、複数のレンタル業者から見積もりを取ることもあるでしょう。中古で購入してしまえば、そうした制限を気にせず使用することができるので、余計な手間やストレスなく騒音計を使うことができます。
しかし、中古市場には正しい値を表示しない故障品が含まれているケースもあります。安いものに飛びつかず、慎重な検討が求められます。

 

新品購入のメリットとデメリット

 

新品は、故障した場合のアフターケアがスムーズに受けられたり、メーカーときちんとしたやりとりをした上で購入できるのがメリットです。
デメリットは、価格です。騒音計は、安いものなら新品でも数千円ですが、精密騒音計など高価なモデルは数十万円という値段がついているものもあります。中古市場では、数千?一万円程度で販売されているので、予算を考えて導入を検討するのが良いでしょう。

 

まとめ

 

騒音は、同じ音量であっても人によって快・不快が異なる、非常に感覚的な公害といえます。
普段静かな生活に慣れている人は、少しの音も不快に感じる一方で、工事音に慣れている人や、子どものにぎやかな声に日頃接している人は、不快に感じる騒音レベルが知らず知らずに上がっている可能性もあります。主観的な主張のぶつかりあいからトラブルを招くことのないよう、騒音計を使用して快適な空間を作るようにつとめましょう。